アセットマネジメントとは?

アセットマネジメントとは?

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アセットマネジメント(運用)プロセスのについて

 

器からの委託を受けて、不動産の取得後に投資対象不動産のテナントへの賃貸などで運用し、器の必要経費を差し引いた残額を投資家に対して分配するのがAMです。アセットマネジメントとはこうした一連のプロセスを指す言葉で、その業務は3つに大別することができます。

 

アセットマネジメントとは?

 

A.バリューアップ策の実施

不動産の収益性の維持管理に止まらず、積極的に運用不動産の価値の向上(バリューアップ)を、投資家利益の極大化のために検討し実施するのがAMです。こうしたバリューアップ策は対象不動産の価値自体を向上させることと、対象不動産からのキャッシュフローを増加させることに大別することができます。

 

もっとも、より多くのキャッシュフローを生み出す方が同じ不動産であれば不動産自体の価値は上がりますし、稼働率や賃料単価は対象不動産の価値を上げることで高くなり、キャッシュフローが増えますので、上記の2つは表裏一体の関係にあると言えます。

 

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B.投資家への運用報告

AMレポート(アセットマネジメントレポート)を通じて行われるのが投資家への運用報告です。保有不動産の運営状況やバリューアップ策の実施譲許、匿名組合事業に関する各種の財務諸表などが添付・説明されます。

 

 

C.関係者への対応

関係者の対応は、忘れてはならないAMの重要な役割です。レンダーに対しては運用報告や利払いの実施を行う必要がありますし、信託受託者に対しては、対象不動産の管理処分に関しての適切な指図を行う必要があります。

 

また、PMやAMを管理監督するという役割も果たさなければなりません。




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