不動産ファンドの「アセット」について

不動産ファンドの「アセット」について

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不動産ファンドに関する2つの市場

 

以下で紹介する2つの市場と不動産市場と関連しているのが、不動産ファンドのアセットである不動産信託受益権を含んだ不動産です。不動産売買市場と不動産賃貸市場が上述した2つの市場です。

 

不動産ファンドの「アセット」について

 

前者において不動産ファンドは不動産の買主・売主として、後者においては不動産の賃貸人として、それぞれ密接に市場と関係しています。各市場の概要について以下で述べたいと思います。

 

 

不動産売買市場とは?

 

不動産が売買される市場のことを、不動産売買市場と言います。不動産売買市場の動向に大きな影響を受けるのが不動産ファンドです。例えば、不動産の供給が無いのに投資家の不動産投資ニーズだけがあっても不動産ファンドの組成はできません。

 

逆に、買いのニーズが強ければ、不動産ファンドはスムーズに売却されることとなります。売り手よりも買い手の方が多く、売却を売主有利で行える状態を売り手市場と言います。買いの需要が高まれば利回りは下がり、価格が上昇します。

 

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買主よりも売主が多く、買主が有利なように取得を行える状態を買い手市場と言います。売りの供給が増加すれば利回りは上がり、価格が下落します。つまり、買い手市場で取得したものを売り手市場で売却すれば、最も良いタイミングで投資が行えるわけです。

 

 

不動産賃貸市場とは?

 

不動産が賃貸される市場のことを、不動産賃貸市場と言います。売買市場と同様に、この市場の動向も不動産ファンドに影響を及ぼします。例えば、不動産投資を投資家が行いたくても、テナントが賃借に応じなければ投資家が分配金を得ることはできません。

 

逆に、賃借に対するテナントのニーズが高まれば、投資家絵の分配金も収入の上昇に伴って上昇します。貸主よりも借主の方が多く、貸主に有利な賃貸が行える状態のことを貸し手市場と呼びます。賃借の需要が高まるほど、利回りと賃料が上昇します。

 

借主よりも貸主の方が多く、借主に有利な賃貸を行える状態を借り手市場と言います。賃貸の供給が増加すれば、利回りと賃料は下落します。




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