法律事務所・会計事務所について

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ストラクチャーチェックとは?

 

二重課税の回避や倒産隔離が、器に求められる役割です。不動産ファンドの仕組み(ストラクチャー)からいっても、これらはとても重要です。税務に係る事項が前者ですので税務事務所からのアドバイスを受け、そして法務に係る事項である後者は法律事務所によるアドバイスを受けながら、仕組みに問題がないか税務上、法律上の観点からチェックを行います。

 

法律事務所・会計事務所について

 

この他にも、関係者の連結や売主のオフバランスには、会計事務所のアドバイスが必要となります。これらについては、会計事務所からのアドバイスを受けながら会計上の観点から見て仕組みに問題がないかを確認します。

 

 

法律事務所の役割について

 

通常、多くの弁護士が共同で職務に当たっている民法上の組合組織が法律事務所です。組合ということですから、雇用者であるアソシエイトと出資者兼執行者であるパートナーなどからなります。

 

倒産やM&A、ストラクチャードファイナンスなどに関する様々な分野の専門家をそろえているのが大手の法律事務所で、証券化や不動産ファンドに精通した弁護士も多くいます。ドキュメンテーションのアドバイスを行ったり、法律上不動産ファンドの仕組みに問題がないかどうかをまとめた法律意見書を作成したりするのが法律事務所です。

 

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会計税務事務所の役割について

 

公認会計士などの多くの専門家が共同で仕事をしているのが、会計税務事務所という組織です。同事務所は、会計上や税務上から見て対象不動産ファンドの仕組みに問題がないかどうかをまとめた会計・税務意見書を作成したり、流通税や消費税などの課税関係のアドバイスを行ったりします。

 

税務部門と会計部門が別組織になっている大手の事務所もあれば、両方を手掛けている事務所もあります。また、器との契約に則て会社としての日常業務の補佐を行うことも会計税務事務所の役割となります。

 

上述の仕組みのチェックを行う会計税務事務所と日常業務の補佐を行う会計税務事務所とは、別々の事務所を用いることが一般的です。

 

 

監査法人の役割について

 

器は会社ですから、会計税務事務所に委託して、損益計算書やバランスシートなどの財務諸表を作成し決算を行います。監査法人は、こうした財務諸表や決算の手続きをチェックする役割を担っています。




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